お盆休みの成田空港国際線利用者 昨年比98%減 感染拡大影響

お盆休みの成田空港国際線利用者 昨年比98%減 感染拡大影響
ことしのお盆休みの期間に成田空港の国際線を利用した人は去年の同じ時期と比べて98%減少しました。新型コロナウイルスの感染拡大による深刻な影響が続いています。
東京出入国在留管理局成田空港支局によりますと、お盆休みを含む今月7日から16日までの10日間に成田空港の国際線を利用した人はおよそ2万1800人でした。

105万人余りが利用した去年の同じ時期と比べて98%の減少となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国際線を利用する観光客はほとんどいなかったということです。

成田空港で去年のお盆休みに3万人余りが出国した人気のハワイ便はことしは運航されませんでした。

成田空港では、利用者が大幅に落ち込む深刻な状況が続いていて、ターミナルビル内の免税店や飲食店の多くが休業を余儀なくされているほか、撤退する店も出ています。

東京出入国在留管理局成田空港支局では「各国の感染防止の水際対策が緩和されないかぎり、国際線の利用者の落ち込みは今後も続くとみられる」としています。