「王位戦」制した藤井二冠 一夜明け「本当に感慨深い」

「王位戦」制した藤井二冠 一夜明け「本当に感慨深い」
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20日、将棋の八大タイトルの1つ「王位戦」を制して史上最年少での「二冠」を達成した藤井聡太二冠が、一夜明けて記者会見に臨み「タイトルを獲得できたことは本当に感慨深いです」などと今の心境を語りました。
藤井聡太二冠(18)は先月、八大タイトルの1つ「棋聖戦」を制し、20日まで行われた「王位戦」の七番勝負でも、木村一基王位を4連勝で破ってタイトルを獲得して、史上最年少での「二冠」を達成しました。

藤井二冠は一夜明けて福岡市内のホテルで記者会見に臨み「王位戦は自分が奨励会員の頃から控え室に伺って勉強させていただいたこともあったので、こうしてタイトルを獲得できたことは本当に感慨深いです」と今の心境を語りました。

また、今回の王位戦で持ち時間が8時間に及ぶ2日制の対局を初めて経験したことについて「指してみると、それでもまだまだ考えが足りないと思うところもあり、改めて将棋の奥深さを感じました」と振り返りました。

20日夜は、宿泊先に戻ってからも1時間ほど対局の内容を振り返ったり、ほかのトップ棋士の対局を中継で確認したりしながら過ごしていたということで、記者から「家に帰ったら何がしたいか」と聞かれると、そこでも「まずは、きのうの対局をじっくり振り返りたいと思います」と答えていました。

将棋以外でやりたいことを改めて聞かれると「パソコンを1台買いたいと思っています。今は新型コロナもあるので少し難しいですけど、落ち着いたら旅行にも行けたらなと思っています」と笑顔で話していました。

そして、今後の目標については、去年、最終局に敗れてタイトル挑戦を逃した「王将戦」の名前をあげて「やはり実力を高めていくことが一番の目標ですが、近いところで言うと秋から王将リーグが始まり、強い方ばかりなので、しっかり戦えればと思います」と3つ目のタイトル挑戦に向けた意欲を語っていました。

地元では喜びの声

藤井聡太二冠の誕生から一夜明け、地元の愛知県瀬戸市では喜びの声や偉業をたたえる声が聞かれました。

藤井二冠の地元の愛知県瀬戸市では、21日朝、市役所1階に設けられた王位戦の星取り表に、「白星」がつけられ、「藤井聡太 王位・棋聖」と書かれたお祝いのボードが掲示されました。

また、応援メッセージを集めたコーナーには、藤井二冠の似顔絵や、「聡太くん三冠目指せ」といったメッセージが書かれた将棋の駒の形をしたカードが貼られていました。

市役所を訪れた人からは、「きのうの対局は見ていて、勝ってうれしくなりました。地元の誇りです」とか、「若いのに本当にすごいです。これからも頑張ってほしい」といった声が聞かれました。

瀬戸市シティプロモーション課の田中重行課長補佐は「市民の皆さんからも応援の声がたくさん届いています。これからも上を目指して頑張ってほしいです」と話していました。