東京都 新型コロナ 新たに258人感染確認 2日連続で200人超え

東京都 新型コロナ 新たに258人感染確認 2日連続で200人超え
東京都は、21日、都内で新たに258人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人を超えるのは2日連続です。
東京都は、21日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて258人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは2日連続です。

258人のうち
▽20代と30代は合わせて137人でおよそ53%を占めていて
▽40代と50代は合わせて73人でおよそ28%です。

このほか
▽60代が12人
▽70代が9人
▽80代が8人の感染が、それぞれ確認されています。

また、258人のうち
▽およそ38%にあたる99人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で
▽およそ62%の159人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者99人のうち最も多いのは▽家庭内の感染で58人でした。

また、
▽職場内が15人
▽会食での感染が9人
▽その他が9人
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が5人
▽施設内が3人でした。

その他のなかには
▽30代の男性が都外で親戚の集まりに参加して感染したケースや
▽40代の男性2人と20代の女性1人がゴルフに行って感染したケースなどがあったということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて1万8865人になりました。

一方、都の基準で集計した重症の患者は21日の時点で33人で、20日より3人減りました。

また、都は、感染が確認された80代の男性と女性2人が死亡したことを明らかにしました。
2人とも基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて350人になりました。

”若い人が家庭に持ち込んでしまっている可能性”

都の担当者は「258人は少ない印象を受けるかもしれないが、決して少ないといえる状況ではないと思う。感染者が減ってきているのかどうかはまだ判断できず、一時的なものなのかもう少し状況をみていかないと分からないが都外への帰省や旅行の自粛を呼びかけた効果が出た可能性は十分あるのではないか」と話していました。

また、21日確認された濃厚接触者のなかで最も多い家庭内での感染のなかには、若者どうしで住んでいるシェアハウス内や、若い夫婦などが感染するケースがあるということです。

これについて都の担当者は、「若い人は仕事や会食などで感染して家庭に持ち込んでしまっている可能性はある。依然として感染者を全体的にみても20代と30代が多く、若い人ほど感染対策がおろそかになっているかもしれないので、親などにうつさないように気をつけてほしい」と話していました。

入院患者6人減 重症患者3人減

東京都によりますと、都内で21日までに感染が確認された1万8865人のうち入院中の人は20日より6人減って1565人となっています。

このうち都の基準で集計した重症の患者は20日から3人減って33人です。

都は、21日の時点で重症患者向けの病床は150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、21日時点で2350床確保しているということです。

これとは別に9月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は20日より25人増えて601人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は20日より13人増えて303人です。

このほか、医療機関への入院とホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は20日より76人減って、637人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万5409人となっています。