7月の消費者物価指数 生鮮食品を除き去年比で横ばい

7月の消費者物価指数 生鮮食品を除き去年比で横ばい
家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月・7月の消費者物価は、生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月と同じ水準で2か月連続で横ばいになりました。一方、生鮮食品を含めた指数は、天候不順の影響で野菜が値上がりしているため、0.3%上昇しました。
総務省が発表した先月の生鮮食品を除いた消費者物価の指数は、2015年を100として101.6になりました。去年の同じ月と同じ水準で横ばいでした。

消費者物価は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に原油価格が下落したことで、ことし4月と5月はマイナスとなっていましたが、その後、2か月連続で横ばいとなり下げ止まっています。

先月は▽原油価格の持ち直しを受けてガソリンや灯油の価格の下落幅が小さくなったほか、▽エアコンや炊飯器の需要が増加したことで、家庭用耐久財は4%上昇しました。

一方、生鮮食品を含めた指数を見ますと去年の同じ月と比べて0.3%上昇し、上昇幅は前の月から0.2ポイント拡大しました。

天候不順の影響に加えて外食での需要が持ち直していることで▽じゃがいもが52.5%、▽ねぎが29.1%上昇するなど生鮮野菜の値上がりが目立っています。