トランプ大統領の元側近逮捕 国境の壁建設の寄付 私的流用疑い

トランプ大統領の元側近逮捕 国境の壁建設の寄付 私的流用疑い
k10012576551_202008210440_202008210459.mp4
アメリカの司法省は、トランプ大統領の側近だったバノン元首席戦略官が、メキシコ国境での壁の建設のために募った寄付の一部を個人的な出費にあてていたとして、詐欺の疑いで逮捕したと発表しました。
アメリカの司法省は20日声明を出し、メキシコとの国境に壁を建設する目的で、数十万人の市民から集めた寄付の一部を個人的な出費にあてていたとしてトランプ大統領の元首席戦略官のバノン容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと発表しました。

バノン氏は仲間と共謀し、インターネットを通じ壁の建設費用として集めた2500万ドル以上の寄付のうちおよそ100万ドル、日本円で1億円余りを自身が関係するNPOを通じて受け取り、一部を私的に流用した疑いが持たれています。

バノン氏らは、2018年12月ごろから偽の請求書を作ったり資金洗浄をしたりして着服していたということで声明は「犯罪を隠蔽し、法律や真実を一切尊重しようとしなかった」と厳しく批判しています。

バノン氏はトランプ大統領の側近として2016年の大統領選挙で重要な役割を果たし、政権入りしましたが翌年、解任されていました。

元側近の逮捕についてトランプ大統領は「私は何も知らないし関係してもいない。壁は政府がつくるもので、個人がつくるものではない」と述べ、秋の大統領選挙を前に、自身の看板政策でもある国境の壁の建設にマイナスのイメージがつかないよう、関係がないことを強調しました。