民事再生手続き中のレナウン 肌着子会社を譲渡へ

民事再生手続き中のレナウン 肌着子会社を譲渡へ
民事再生手続きを進めているアパレル大手のレナウンは、肌着や靴下などを製造販売する子会社を神奈川県のストッキングなどを製造するメーカーに譲渡することになりました。
発表によりますと、レナウンは、男性用の肌着や靴下などの製造販売を行う子会社の「レナウンインクス」のすべての株式を神奈川県海老名市に本社を置きストッキングなどを製造する「アツギ」にことし10月1日付けで譲渡する契約を結びました。譲渡の金額は非公表だとしています。

レナウンは、「ダーバン」や「アクアスキュータム」などの紳士服ブランドを展開するアパレル大手ですが、新型コロナウイルスの感染拡大で販売店が休業した影響などで資金繰りが悪化して経営に行き詰まり、裁判所が選んだ管財人のもとで民事再生手続きが進められています。

管財人によりますと、「ダーバン」や「アクアスキュータム」など本体の事業についても、支援先の選定を続けているということで、今月中には決定したいとしています。