神奈川県 新型コロナ 新たに104人感染確認 1人が死亡

神奈川県 新型コロナ 新たに104人感染確認 1人が死亡
神奈川県内では20日、新型コロナウイルスに感染していた80代の女性が死亡したほか、新たに104人が感染したことが確認されたと発表されました。
県や保健所を設置している自治体によりますと、104人のうち、4人が中等症で、100人はいずれも軽症か、症状がないということです。また、半数以上の53人は感染経路が分かっていないということです。

年代別では、
▽10歳未満が10人、
▽10代が1人、
▽20代が29人、
▽30代が19人、
▽40代が15人、
▽50代が14人、
▽60代が8人、
▽70代が7人、
▽80代が1人となっています。

また、横浜市によりますと、すでに感染が確認され、市内の病院に入院していた80代の女性が19日、亡くなったということです。

女性は、ことし6月に別の病気で市内の病院に入院したあと、転院した病院で感染が発覚し、今月に入って、発熱の症状が出ていたということです。

横浜市では20日、未就学児から70代までの男女38人の感染が発表され、このうち、中区の繁華街にあるパブでは、新たな集団感染が確認されました。
今月14日にこのパブで働く女性従業員1人の感染が確認されたことを受け、従業員12人を検査したところ、さらに従業員6人の感染が分かったということです。

川崎市は、市内に住む10歳未満から80代までの男女30人の感染を発表しました。
このうち、40代の女性は、市立川中島小学校に勤める職員ですが、症状が出てからは勤務しておらず、児童との接触はなかったということです。
小学校は今月17日に授業を再開したばかりでしたが、市は、20日から当面、休校とし、ほかの教職員に濃厚接触者がいるかどうかなどを調べています。

相模原市は、市内など住む10歳未満から70代までの男女11人の感染を発表しました。
このうち8人はすでに感染が分かっている家族などの濃厚接触者だということです。

また、横須賀市が男女4人、藤沢市が男性2人、茅ヶ崎市が男性1人の感染をそれぞれ発表しました。

さらに神奈川県は、10歳未満から70代までの男女18人の感染を発表しました。

このうち、集団感染が起き、全校児童の検査が進められている厚木市立依知南小学校では、新たに児童3人の感染が確認されました。

これまでに児童と教職員合わせて20人の感染が分かり、市の教育委員会によりますと、児童の感染は5つのクラスで確認されているということです。

また、集団感染が起きている厚木市の「湘南厚木病院」でも新たに職員と患者合わせて2人の感染が分かり、病院での感染者は27人に上っています。

NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は、これで4186人となり、このうち107人が死亡しています。