専門家「東京が減少傾向かは現状では不明 慎重に判断すべき」

専門家「東京が減少傾向かは現状では不明 慎重に判断すべき」
東京都内の感染者数は減少傾向にあるのか。

国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、東京都の「モニタリング会議」のあと、記者団の質問に対し、「慎重に捉えるべきだと思う。新規陽性者の数字が本当に下がっている可能性もあるが、お休みの時期でもあったので、検査件数が少ないことが影響しているかもしれず、現状ではわからない」と述べました。
そのうえで、「結果がみえてくるのは10日から2週間後なので、お盆休みの影響ももうしばらく見ないとわからず慎重に物事を判断すべきだと思う」と述べました。

また、重症者の推移については、「患者が一定以上増えて、重症者の数が増え始めるのにだいたい2週間の差がある。まだ頭打ちではないと思っていて、あまり楽観的にはみていない。重症の状態はすぐには改善しないので重症者の人数としては積み上がっていくことになる」と述べました。