千葉県 コロナ感染防止で病床空けた場合の補助 独自に上乗せ

千葉県 コロナ感染防止で病床空けた場合の補助 独自に上乗せ
新型コロナウイルスの患者を受け入れた病院の経営悪化が問題となる中、千葉県は、病院側が感染防止のため病床を空けた場合、1床当たり1日1万円を県独自に上乗せして補助することを決めました。
これは森田知事が20日の記者会見で明らかにしました。

千葉県によりますと、県内では54の病院が新型コロナウイルスの入院患者を受け入れていますが、一般の入院患者の受け入れを断るなどしているため、経営の悪化が続いているという声が上がっています。

千葉県は現在、患者を受け入れた病院が院内感染防止のために患者周辺のベッドを減らすなどして対応した場合、使えなくなった病床に対して、国の補助金を使って1床当たり1日1万6000円から5万2000円を補助しています。

今回、県はさらに病院を支援するため、独自に一律1万円を上乗せすることを決めました。

ことし4月1日の受け入れ分までさかのぼって補助するということで、来月、補正予算案としてまとめることにしています。

森田知事は「感染者の増加で医療機関への負担が大きくなっている。極めて厳しい環境に置かれている医療機関の一助になればと考えている」と話していました。