広島 土砂災害から6年 見つかった時計が指した時間に追悼

広島 土砂災害から6年 見つかった時計が指した時間に追悼
77人が犠牲となった広島市の土砂災害から6年の20日、被災地では早朝から遺族や地域の人などが集まり、犠牲者に祈りをささげました。
このうち、41人が亡くなった広島市安佐南区八木3丁目では、土砂災害が発生した時間に合わせて、午前2時ごろから地域の人などが慰霊碑の前に灯籠を並べて「祈り」という形をつくり、静かに手を合わせました。
例年は灯籠で20日の日付の「8」と「20」の形もつくりますが、ことしは新型コロナウイルスの感染防止対策で人の密集を避けるため、砂防ダムをスクリーンに見立てて、日付や「追悼」という文字などを映し出しました。

感染防止 ビデオ通話で様子伝える

土砂災害で娘夫婦を亡くした、香川県の東かがわ市に住む若松順二さんは、土砂の中から見つかった娘の夫の時計が指していたという、午前2時半に合わせて追悼に訪れました。

介護施設で働いている妻は新型コロナウイルスへの感染を防ぐため県外に出ることを控えているということで、スマートフォンのビデオ通話の機能を使って様子を伝えていました。

若松さんは、「寂しいし、会いたいという気持ちでいっぱいです。コロナさえなければ妻も追悼に来ることができたのに残念です。このような災害が起きないように、少しでも安心できる町づくりをしてほしいです」と話していました。