東京 新型コロナ 新たに339人感染確認 300人超は今月15日以来

東京 新型コロナ 新たに339人感染確認 300人超は今月15日以来
東京都は20日、都内で新たに339人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が300人を超えるのは今月15日以来です。
東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて339人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が300人を超えるのは今月15日以来です。

339人のうち、
▽20代と30代は合わせて183人でおよそ54%を占めていて、
▽40代と50代は合わせて87人でおよそ26%です。

このほか、
▽60代が21人、
▽70代が19人、
▽80代が10人、
▽90代が3人、それぞれ感染が確認されています。

また、339人のうち、およそ36%にあたる121人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ64%の218人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者121人のうち、最も多いのは家庭内の感染で55人でした。55人のうち女性は32人で、そのおよそ半数が夫からの感染だということです。

また、施設内が11人、職場内が8人、会食での感染が7人、その他は27人でした。このうち、施設内での感染では認知症のグループホームで90代と80代の女性合わせて3人が感染したということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて1万8607人になりました。

一方、都の基準で集計した重症の患者は20日の時点で36人で、19日から4人増えました。重症者が増えるのはこれで5日連続です。

また、都は、感染が確認された50代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。高血圧の基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて348人になりました。

感染確認の内訳 入院・重症・療養など

東京都によりますと、都内で20日までに感染が確認された1万8607人のうち、入院中の人は19日より43人減って1571人となっています。

このうち重症の人は19日から4人増えて36人です。都は、20日の時点で重症患者向けの病床は150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、20日時点で2350床確保しているということです。これとは別に、来月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は19日より5人増えて576人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は19日より11人増えて290人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は19日より68人増えて713人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は1万5109人となっています。

重症者 半数近くが70代以上

都は、人工呼吸器か「ECMO」を使っている人のみを「重症者」として毎日、集計していますが、この基準で集計している重症者の年代別の内訳を初めて明らかにしました。

それによりますと、19日の時点の重症者32人のなかには、40歳未満はおらず、40代は1人、50代は7人、60代は9人、70代は12人、80代は3人でした。70代以上が半数近くを占めています。

都の担当者は、「重症になるのは高齢者だけでなく、中高年もリスクが高いといえるので気をつけてほしい」と話していました。

また、32人の男女別では男性が25人、女性が7人でした。