北海道 小樽市立病院でクラスター発生 16人感染確認

北海道 小樽市立病院でクラスター発生 16人感染確認
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北海道小樽市は、小樽市立病院で、新たに患者と職員合わせて16人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、感染者の集団、クラスターが発生したと発表しました。
病院では、これまでに看護師1人の感染も確認されていて、市は対策本部を設けて、感染の拡大を防ぐための対策を徹底するとしています。
小樽市によりますと、小樽市立病院では、19日、看護師1人の感染が発表され、この看護師との接触が疑われた患者と職員105人を対象に検査を行った結果、16人の感染が新たに確認されたということです。

16人は、入院している患者10人と職員6人で、全員が軽症か無症状だということで、病院では、合わせて17人の感染が確認されたことになります。

このほか、職員の家族1人の感染が確認されたということです。

このため市では、クラスターが発生したとして現地に対策本部を設けて、さらなる感染の拡大を防ぐための対策を強化するとしています。

小樽市の迫俊哉市長は、記者会見で「地域医療の中核となる医療機関で、このような事態になり、大変、残念だ。患者とその家族、市民の皆様に深くおわび申し上げる」と述べました。

小樽市立病院は、ベッド数が388床の二次救急医療機関で、今月28日まで、新たな外来患者と入院患者の受け入れを原則、中止するほか、緊急を要する手術以外は延期するとしています。