臨時国会 召集めぐり 自民と立民の国対委員長が協議へ

臨時国会 召集めぐり 自民と立民の国対委員長が協議へ
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臨時国会の召集をめぐり、野党側は、GDP=国内総生産の伸び率の落ち込みを受け、経済対策を議論する必要があるとして、改めて早期の召集を求めているのに対し、与党側は応じない構えを崩しておらず、20日、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が協議する見通しです。
国会は、新型コロナウイルス対策を議論するため、19日の衆議院厚生労働委員会に続き、20日は参議院厚生労働委員会で閉会中審査が開かれます。

こうした中、立憲民主党など野党4党は、ことし4月から6月のGDPの伸び率が歴史的な落ち込みとなったことを受け、経済対策を議論する必要があるとして、臨時国会を早期に召集するよう改めて求めています。

また、休暇中に病院で検診を受けた安倍総理大臣の体調についても説明を求めていくことにしています。

これに対し、与党側は、国会で審議すべき法案などが定まっておらず、当面は、閉会中審査で議論すべきだとして、早期召集に応じない構えを崩していません。

また、立憲民主党と国民民主党の合流の行方によっては、国会の会派の構成にも影響があるとして、野党側の動向を見守る考えで、20日、自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長が会談し、今後の国会審議について協議する見通しです。