航空機のトイレ ひじ使い開ける取っ手開発 コロナ対策 全日空

航空機のトイレ ひじ使い開ける取っ手開発 コロナ対策 全日空
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新型コロナウイルスの感染防止対策として大手航空会社の全日空は、トイレのドアを素手で触らず、ひじを使って開ける取っ手を開発し、テストを進めています。
この取っ手は全日空が航空機用の内装品メーカーと共同で試作し、現在、羽田空港のラウンジの入り口にトイレごと展示して、利用者にドアを開けた感想を聞くアンケートを行っています。

試作した取っ手はひじの高さに取り付けられていて、ひじを使ってドアを開けることができます。

これによりドアノブを手で触らずにドアを開けることができます。

業界団体がことし4月に行った利用者に対する聞き取り調査では、7割を超える人が座席やトイレを使用した際に感染の不安を感じていると回答したということです。

全日空は今月末までアンケートを実施して導入を検討することにしています。

2か月に1度、母親の介護で鳥取県を訪れる60代の女性は、「トイレで手を洗ったあと、ドアノブに触るのは気になっていて、除菌シートで手を拭くようにしていました。早く旅行に行きたいので、対策が進むのはありがたいです」と話していました。

開発を担当する牧克亘さんは、「今まで培ってきた経験を生かし、少しでも安心して利用してもらえるように開発を急ぎたい」と話しています。