茂木外相 東南アジアなど訪問へ 入国制限の緩和めぐり協議

茂木外相 東南アジアなど訪問へ 入国制限の緩和めぐり協議
茂木外務大臣は、20日から東南アジアのカンボジア、ラオス、ミャンマーなどを訪問し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って行われている入国制限の緩和をめぐって各国の外相との協議に臨むことにしています。
茂木外務大臣は、20日から今月25日までの6日間の日程で、東南アジアのカンボジア、ミャンマー、ラオス、それに、南太平洋のパプアニューギニアの4か国を訪問します。

このうち東南アジアの3か国では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って行われている入国制限の緩和をめぐって、各国の外相との協議に臨み、企業の駐在員などの長期滞在者を対象にした往来の早期再開で合意したい考えです。

また、新型コロナウイルスの感染防止に向けた支援策や、南シナ海での海洋進出を強める中国を念頭にした地域情勢をめぐっても意見を交わす方針です。

さらにミャンマーでは、ことし11月に総選挙を控える、アウン・サン・スー・チー国家顧問と会談し、民主的な国づくりへの全面的な支援を改めて表明することにしています。

茂木大臣は、新型コロナウイルスの影響でほぼ半年ぶりとなる閣僚の外国訪問として、今月はじめにイギリスを訪れたのに続き、先週にはシンガポールとマレーシアも訪問していて、対面外交を活発化させています。