世界ラリー選手権 愛知と岐阜で11月予定の大会 開催断念を発表

世界ラリー選手権 愛知と岐阜で11月予定の大会 開催断念を発表
ことし11月に愛知県と岐阜県で開かれる予定だったモータースポーツの最高峰のレースの1つ、世界ラリー選手権について、大会の実行委員会は新型コロナウイルスの影響で開催を断念すると発表しました。
モータースポーツの最高峰のレースの1つ、WRC=世界ラリー選手権は、ことし11月に、日本では10年ぶりに愛知県と岐阜県で開催される予定になっていました。

しかし、大会の実行委員会は19日、11月に予定していた大会の開催を断念したとホームページなどで発表しました。

発表では新型コロナウイルスが世界中で流行し、日本政府が多くの国を対象に外国人の入国制限の政策をとっているとしたうえで、11月に数百人規模の外国人選手や関係者を入国させられる見通しが全く立たないとしています。

実行委員会では今後、来年秋の開催が内定している2021年大会に向けた準備に入るとしていて、愛知県も「来年の大会開催に向け、全力で取り組む」としています。

モータースポーツをめぐっては、ことし10月に三重県の鈴鹿サーキットで予定されていたF1の日本グランプリも、新型コロナウイルスの影響で中止が決まっています。