ハワイ感染者急増で自己隔離期間の短縮 見送りへ 新型コロナ

ハワイ感染者急増で自己隔離期間の短縮 見送りへ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大で観光産業に深刻な影響が出ているハワイでは、今月に入って感染者数が急増していることから、州政府は来月から予定していた訪問者の自己隔離期間の短縮を当面見送ることを決めました。
これはハワイ州のイゲ知事が18日の記者会見で明らかにしたものです。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ハワイ州は、アメリカのほかの州や海外から訪れる人に対して、到着後14日間、ホテルなどで自己隔離を行うことを求めています。

ハワイ州政府は、これまで州内での感染者数の伸びが抑えられてきたとして、来月1日から、到着前のPCR検査で陰性が確認された人であれば、自己隔離を7日間程度に短縮することなどを検討してきました。

しかし、今月に入ってオアフ島を中心に感染者数が急増していることから、州政府は、自己隔離期間の短縮を少なくとも10月1日まで見送ることを決めました。

ハワイを訪れる人は去年は1日当たりおよそ3万人いましたが、現在は2000人程度にまで減少し、観光産業に深刻な影響が出ています。