東京都 3人死亡 新たに186人感染確認 新型コロナ

東京都 3人死亡 新たに186人感染確認 新型コロナ
東京都は19日、都内で新たに186人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また感染が確認されていた男性3人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は19日、都内で新たに10歳未満から90代の男女合わせて186人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が200人を下回るのは17日以来です。

186人のうち20代と30代は合わせて104人で、およそ56%を占めていて、40代と50代は合わせて47人でおよそ25%です。

このほか60代が11人、70代が6人、80代も6人、90代が1人、それぞれ感染が確認されています。

また186人のうち、およそ37%に当たる68人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ63%の118人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者68人のうち最も多いのは家庭内の感染で20人でした。中には50代と20代の親子が、同居している家族2人から感染したケースがあったということです。

また職場内が18人、保育園や塾、高校の部活など施設内が7人、会食が5人でした。

居酒屋で5人で飲み会をして感染した人がいたということです。

これで都内で感染が確認されたのは1万8268人になりました。

一方、19日の時点で重症の患者は18日から1人増えて32人だということです。

また都は感染が確認されていた40代と80代、それに90代の男性合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

いずれも糖尿病や呼吸器の基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて347人になりました。

重症者は1人増えて32人に

東京都によりますと都内で19日までに感染が確認された1万8268人のうち、入院中の人は18日より27人減って1614人となっています。

このうち重症の人は18日から1人増えて32人です。都は19日の時点で重症患者向けを100床、中等症以下の患者向けを2300床確保していて、今後、中等症以下の患者向けの病床を2700床まで増やすことを目指しています。

これとは別に来月から10月にかけて2つの専用病院を開設して200床を確保するとしています。

また、自宅で療養している人は18日より90人減って571人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は18日より1人増えて279人です。

このほか、医療機関への入院とホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は18日より113人減って645人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万4812人となっています。

東京都担当者「高齢者と同居の場合は食事ずらすなど工夫を」

東京都の担当者は19日、家庭内の感染が20人確認されたことについて、「夏休みということもあって、あまり外出せず、家族全員が家庭内で過ごしている人も多いと思う。まずは外から家庭内にウイルスを持ち込まないことを心がけてもらい、高齢者や体の弱い人と同居している人には、長時間話す時にマスクをしたり、食事の時間をずらしたりするなどの工夫を引き続きしてもらいたい」と話しています。