新型コロナ “陽性率低下はよい傾向も予断許さず” 西村大臣

新型コロナ “陽性率低下はよい傾向も予断許さず” 西村大臣
西村経済再生担当大臣は、記者会見で、東京都の感染状況について、「一時期、いわゆる『オーバーシュート』と言われる、日に日に倍増していくような局面を心配した人もいたと思うが、一定のところで収まってきている」と述べました。
そのうえで、全体的な感染状況について、陽性率が下がってきているのはよい傾向だとする一方、沖縄県や愛知県では依然として高い水準だという認識を示し、「まだまだ予断を許さない。しっかりと緊張感を持って見ていかなければならない数字だ。毎日の報告数で一喜一憂してはいけないし、いつ発症したのかも見ながら、今月中にも開く分科会で、一定の分析、評価をお願いしている」と述べました。

また、記者団が、沖縄県に緊急事態宣言を出さない理由について質問したのに対し、西村大臣は「緊急事態宣言をどんなことがあっても出さないと言うつもりはなく、当然、国民の皆さんの命を守らなければならないときには、判断しなければいけない。しかし、そうならないようにしていく努力も大事で、4月と5月の緊急事態宣言の経験を生かしながら、命を守る対策と経済社会活動の両立を図ることが大事だ」と述べました。