感染疑いある人を離島から移動させる手順を確認 沖縄 石垣

感染疑いある人を離島から移動させる手順を確認 沖縄 石垣
複数の離島からなる沖縄県竹富町から新型コロナウイルスに感染した疑いのある人を移動させる手順を確認する講習会が石垣市で開かれました。
9つの離島からなる竹富町は医療体制がぜい弱で、感染の疑いのある人は石垣島の指定医療機関、県立八重山病院でPCR検査などを受けることになっています。

感染の疑いのある人は民間の定期船で移動する必要があり18日、石垣港で船会社の乗組員や保健所の職員など、およそ20人が参加して感染を防ぎながら上船から下船までを行う、手順を確認する講習会が開かれました。

この中で医師が乗組員などに対し、乗船の案内の際には一定の距離を取ることや、船内で触れた設備を確認して、こまめに消毒を行うことを呼びかけていました。

参加した船会社の乗組員は「感染の疑いのある人との距離の取り方がとても難しいと感じた。より一層気を引き締めて感染拡大防止に努めていきたい」と話していました。

講習会を開いた竹富町防災危機管理課の通事太一郎課長は「きょう指摘されたことをいかして、町民や観光客がしっかりと安全に検査を受けられる体制づくりを構築したい」と話していました。