C型肝炎 汚染血液製剤投与の可能性ある1万人以上と連絡取れず

C型肝炎 汚染血液製剤投与の可能性ある1万人以上と連絡取れず
かつてC型肝炎ウイルスに汚染された血液製剤を投与された可能性がありながら、連絡を取れずにいる人が、少なくとも1万人に上っていることが分かりました。
かつて、出産や手術などで血液製剤を投与されてC型肝炎ウイルスの感染が広がった問題では、患者や遺族が裁判を起こせば、法律に基づいて国が和解したうえで、1人当たり最大で4000万円の給付金が支給されます。

厚生労働省によりますと、ことし6月末までに全国の1249の病院で診療記録などを調査し、およそ1万3000人にウイルスに汚染された血液製剤が投与された可能性があることを伝えました。

しかし、投与された可能性がある人のうち、少なくともおよそ1万人と連絡が取れていないということです。

また、27の病院で確認作業が終わっておらず、16の病院では、まだ確認作業に取りかかれていないということです。

18日は、弁護団と厚生労働省との、年に1度の協議が行われ、弁護団によりますと、加藤厚生労働大臣は、令和4年1月までに確認作業を終えたいという意向を示したということです。

C型肝炎ウイルスは、気付かないうちに肝硬変や肝臓がんに進行するおそれがあり、弁護団の高井章光弁護士は「医療機関が新型コロナウイルスの対応に追われる中で、本当に調査が終わるのか疑問だが、何とか調査を終えてほしい」と述べました。