中国 上海 コロナ感染対策のマスクや防護服などの国際見本市

中国 上海 コロナ感染対策のマスクや防護服などの国際見本市
新型コロナウイルスの感染対策に使われるマスクや防護服などを集めた国際見本市が中国の上海で開かれ、出展した中国メーカーは、海外への輸出に向け、製品をアピールしていました。
この見本市は、18日と19日の2日間、上海で開かれる予定で、新型コロナウイルスの感染対策に使われる製品をつくる中国のメーカーなど300社以上が出展しています。

会場では、通気性に優れた医療用の防護服や模様がデザインされたマスク、それに消毒液を霧状に噴射する装置など中国企業がさまざまな製品をアピールしていました。

また、1分間に120枚のマスクを製造する機械も展示され、実際に機械で生産する様子が紹介されると、海外のバイヤーが熱心に見入っていました。

訪れたケニア人の男性は、「感染防止の商品について知りたいと思い参加しました。マスクを大量に生産できる機械を買いたいと思っています」と話していました。

また、マスクの製造機をつくるメーカーの担当者は、「現在では注文の8割が海外からです。今回の機会を利用して全世界の人によりよい製造機を届けたいです」と話していました。

中国では、マスクなどの生産が国内では過剰になっているという指摘もあり、メーカー各社は、海外に輸出する動きを強めています。