携帯大手 店舗での感染防ぐAI技術導入 新型コロナ

携帯大手 店舗での感染防ぐAI技術導入 新型コロナ
携帯大手各社は店舗での新型コロナウイルスの感染を防ぐため客が触れたあと消毒が必要な場所をAI=人工知能で見つける最新の技術を導入するなど対策の強化に乗り出しています。
このうちKDDIは、18日からJR池袋駅近くのauの店舗にスタートアップ企業が開発した新型コロナウイルスの感染を防ぐ最新の技術を導入し、報道陣に公開しました。

店舗にはカメラが備えられ、展示しているスマートフォンなどの端末に客が触るとAIがその場所を特定し、パソコンの画面上に表示してスタッフに消毒を促します。

また、自動運転で動く除菌用のロボットも配備され、閉店後、ウイルスなどを取り除く効果があるとされる紫外線を店舗の床や壁に当ててまわります。

携帯大手3社は先月以降、いずれも全国の10店舗以上で働くスタッフの新型コロナウイルスへの感染が確認されていて、NTTドコモとソフトバンクも客に対してインターネットを使った契約手続きや、事前の来店予約を呼びかけるなど対策を強化しています。

KDDIビジネスインキュベーション推進部の石井亮平グループリーダーは、「店舗では感染対策が求められるが作業の煩雑さが課題になっていた。最新技術を活用することで効率的に対策をしていきたい」と話していました。