タイGDP 新型コロナ影響 アジア通貨危機以来22年ぶり低水準に

タイGDP 新型コロナ影響 アジア通貨危機以来22年ぶり低水準に
日系企業が数多く進出するタイでは、新型コロナウイルスの影響でことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率が、去年の同じ時期と比べて、マイナス12.2%と22年ぶりの低い水準に落ち込みました。
タイ国家経済社会開発委員会が17日発表した、ことし4月から6月までのタイのGDPの伸び率は、去年の同じ時期と比べて、実質でマイナス12.2%となり、アジア通貨危機の影響を受けた1998年の第2四半期の、マイナス12.5%以来、四半期としては22年ぶりの低い水準に落ち込みました。

これは、新型コロナウイルスの感染防止策として、商業施設の営業など、経済活動が厳しく制限され個人消費が減少したことや、世界的な需要の減少で輸出産業などが低迷したことが主な要因です。

また、ことし1年間のGDPの伸び率の見通しも、平均でマイナス5.5%だった予測を、マイナス7.5%へと下方修正しました。

タイ国家経済社会開発委員会のトサポーン事務局長は、記者会見で「マイナス7.5%の予測も、感染拡大の第2波が起きないことが前提だ」と述べ、今後も動向を注視する必要があると強調しました。

タイには、自動車や電機メーカーを中心に日系企業が数多く進出しており、こうした企業にも深刻な影響が広がっています。