「京都五山送り火」 密集を避け 規模大幅縮小し行われる

「京都五山送り火」 密集を避け 規模大幅縮小し行われる
k10012569991_202008162133_202008162134.mp4
京都のお盆の伝統行事「京都五山送り火」が16日夜に行われました。ことしは新型コロナウイルスの影響で、密集を避けるためとして、火をたく火床の数を減らし、規模が大幅に縮小されました。
「京都五山送り火」は、お盆に迎えた先祖の霊を送る300年以上の歴史があるとされる京都の伝統行事で、8月16日の夜に京都市を囲む5つの山々に、「大」や「船形」などの文字や形が炎で描かれます。

ただ、ことしは新型コロナウイルスの影響で、集まる人たちの密集を防ぐ必要があるとして、願い事などが書かれた護摩木をたく山の火床の数を減らし、文字などに見えないよう規模が大幅に縮小されました。

午後8時から順次点火が始まり、このうち京都市左京区の大文字山では、「大」の文字のそれぞれの端と中心の6か所に火がともされると、山の斜面に6つの炎の点が浮かび上がりました。

大文字山を見ることができる川沿いには、マスク姿の見物客が集まり、写真を撮るなどしていました。

近くに住む30代の男性は「例年とは違うが、開催してもらったことに感謝したいです。密にならないように距離を取りながら見ました」と話していました。

また、京都市北区の高校2年の女子生徒は「いつもとは違う形でしたが、伝統はいいなと思いましたし、ご先祖様に見守っていただければと思いました」と話していました。