広島 77人犠牲の土砂災害からまもなく6年 被災地で追悼式

広島 77人犠牲の土砂災害からまもなく6年 被災地で追悼式
77人が犠牲となった広島市の土砂災害からまもなく6年となるのを前に、被災地で遺族などが参列して追悼式が行われました。
平成26年8月20日に広島市で起きた土砂災害では1時間に100ミリを超える集中豪雨により市内166か所で土石流や崖崩れが相次いで発生し災害関連死を含め77人が死亡しました。

16日は被害が大きかった安佐南区八木の県営緑丘住宅の近くに設けられた慰霊碑の前で追悼式が行われ、遺族や関係者などおよそ50人が参列しました。

式典では、はじめに被災者を代表して村岡平吉さんが「この地域で、25人の尊い命を失ったことを忘れずに災害の教訓や経験を語り継いでいきます」と決意を述べました。

続いて、参列した遺族や関係者が慰霊碑の前に設置された献花台に花を手向け、犠牲者に祈りをささげていました。

土砂災害で妹とめいを失った高木鈴美さんは「久しぶりに妹たちに会いに来た気持ちで手を合わせました。この災害をきちんと伝えて迅速な避難を呼びかけていきたいです」と話していました。

災害から6年となるのを前に広島市内で計画されていた砂防ダムなどの工事は完成しました。

しかし、災害をきっかけにほかの地域に転居した人も少なくないということで、住民が安全だと思えるまちづくりや経験を伝えていくことが課題となっています。