東京都 新たに385人感染確認 300人超は2日連続 新型コロナ

東京都 新たに385人感染確認 300人超は2日連続 新型コロナ
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東京都は15日、都内で新たに385人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内の1日の感染確認が300人を超えるのは2日連続です。
東京都は15日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて385人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内の1日の感染確認が300人を超えるのは2日連続です。

385人のうち、
▽20代と30代は合わせて204人でおよそ53%、
▽40代と50代は合わせて103人でおよそ27%を占めています。

このほか60代が21人、70代が18人、80代が12人、90代が1人、それぞれ確認されています。

385人のうち、およそ35%にあたる136人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ64%の248人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

残りの1人は海外渡航歴のある人でした。

これで都内で感染が確認されたのは、1万7454人となりました。

感染経路 最多は「家庭内での感染」

感染経路のわかっている濃厚接触者136人のうち最も多かったのは、家庭内での感染で64人でした。

10歳未満から80代まで幅広い年代で感染が確認されていて、10歳未満の子どもが同居する親から感染したケースや、80代女性が同居する夫から感染したケースなどがみられるということです。

このほか、職場内での感染が17人、会食での感染が14人、10歳未満の子ども3人と保育士2人の合わせて5人が同じ保育所で感染するなど施設内での感染が10人、夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者が7人などとなっています。

また接触確認アプリ「COCOA」から通知を受けて検査を受けたところ、感染したことがわかった人が2人いたということです。

都の担当者は「夏休みの時期で家族で一緒に過ごす時間が増えている。高齢者で体が弱い方がいる家庭では、長時間話す場合にはマスクを着用したり、食事の時間をずらしたりする工夫が必要だ」と話していました。

また「いったん家庭に感染が持ち込まれれば、ほかの家族に感染を広める可能性が極めて高いので、外出するときは感染しないように注意し、帰宅した際はしっかり手洗いをするなどの対策をとって、高齢者への感染を防いでほしい」と話していました。

重症の患者は23人(15日時点)

東京都によりますと、都内で15日までに感染が確認された1万7454人のうち、入院中の人は14日より19人減って1541人となっています。

このうち重症の人は14日から1人減って23人です。

都は15日時点で、重症患者向けを100床、中等症以下の患者向けを2300床確保していて、今後中等症以下の患者向けの病床を2700床まで増やすことを目指しています。

これとは別に9月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、200床を確保するとしています。

自宅で療養している人は14日より34人増えて679人です。

さらに、都が開設している7つのホテルで療養している軽症や無症状の人は14日より13人増えて272人です。

都は今月17日にさらに1つのホテルを開設する予定です。

また、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は14日より35人増えて1028人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は1万3596人となっています。