日本とマレーシア 駐在員などの長期滞在者の往来 再開へ

日本とマレーシア 駐在員などの長期滞在者の往来 再開へ
茂木外務大臣は14日、訪問先のマレーシアでヒシャムディン外相と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って両国が行っている入国制限を緩和し、企業の駐在員などの長期滞在者を対象に、来月上旬にも往来を再開させることで一致しました。
マレーシアを訪問している茂木外務大臣は、14日夕方、ヒシャムディン外相とおよそ2時間会談しました。

この中で両外相は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って両国が行っている入国制限の緩和をめぐって、企業の駐在員などの長期滞在者を対象に、来月上旬にも往来を再開させることで一致しました。

また、ビジネス関係者などの短期滞在者の往来再開に向けても協議を継続することを確認しました。

一方、茂木大臣は、両国が国費で実施しているマレーシア人の留学生受け入れ事業について、学生の早期の日本訪問が可能となるよう要請されたのに対し、実現に向けて調整を加速する考えを伝えました。

このあと、茂木大臣はアズミン・アリ国際貿易産業相とも会談し、日本やマレーシアなど11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、協定の批准に向けたマレーシア国内の手続きが終わっていないことを踏まえ、早期の国内調整に期待を示しました。