福岡県 新型コロナ 144人の感染確認 クラスター発生の高校でも

福岡県 新型コロナ 144人の感染確認 クラスター発生の高校でも
福岡県は13日、合わせて144人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。このうちクラスターが発生した高校では、新たに生徒ら20人余りの感染が確認されました。
13日は、福岡市で69人、北九州市で14人などと福岡県内で合わせて144人の感染が確認されたと発表されました。

県内の1日の感染確認が100人を超えるのは、今月9日以来です。

これで福岡県内で感染が確認された人は、延べ3359人になりました。

このうち、感染者の集団=クラスターが発生した、大牟田市にある大牟田高校では、新たに生徒20人と教員1人の感染が確認され、この高校での感染者は27人となりました。

県によりますと、ほとんどの生徒は、同じ運動部に所属していて、教員も、この部活動の顧問を務めているということです。

また、久留米市は、新型コロナウイルスへの感染が確認され治療を受けていた80代の男性が13日、死亡したと発表しました。

県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、39人となりました。

一方、福岡県は、医療提供体制がひっ迫するのを避け、重症者などを優先的に治療するため、軽症や無症状の人の療養先として、北九州市内にある「東横イン北九州空港」を新たに借り上げ、219室を確保したと発表しました。

県は、今月20日から患者の移送を始めることにしていて、これによって、県内で宿泊療養が可能なホテルの部屋数は、すでに確保している福岡市内の2つのホテルと久留米市内の1つのホテルを合わせて1057室となります。