フランス政府 マスク着用徹底へ警察官動員 新型コロナ

フランス政府 マスク着用徹底へ警察官動員 新型コロナ
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フランス政府は、若者を中心に新型コロナウイルスの感染者が増える傾向にあるとして警察官を動員してマスクの着用を徹底させる方針を示しました。
フランスでは今月7日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者が2000人を超え、5月に外出制限が解除された後、最も多くなるなど、先月中旬から20代や30代の若者を中心に感染者が増加傾向にあります。

このためパリや南部のマルセーユなど一部の自治体では公共交通機関や商業施設などの屋内に加えて屋外でも混雑する場所でのマスクの着用が義務化され、違反した場合、135ユーロ、日本円でおよそ1万7000円の罰金が科されます。

政府のアタル報道官は12日、ニュース専門チャンネルの取材に応じ「義務を守らない人がいる」と述べて警察官を動員してマスクの着用を徹底させる方針を示しました。

また、12日には参加者の数が世界最大規模のパリマラソンの中止も発表されました。

毎年4月に開催されるパリマラソンは新型コロナウイルスの影響で11月に延期されていましたが、主催者は海外からのランナーの参加が難しくなっているとして中止を決めたとしています。

フランスは厳しい外出制限で感染を一時、抑え込みましたが対応を迫られる事態となっています。