東京都 コロナ感染者療養のホテル 新たに2つ追加

東京都 コロナ感染者療養のホテル 新たに2つ追加
新型コロナウイルスに感染したものの軽症か無症状の人に療養してもらう施設として、都は新たに2つのホテルを追加して受け入れを始めることになりました。
追加されるのは東京 台東区のホテルと港区のホテルです。

台東区のホテルは13日から、港区は今月17日からそれぞれ受け入れます。

このうち台東区のホテルには、すべての部屋に体温計や血液中の酸素濃度を測る機器が用意されているほか、看護師などとテレビ電話で話すことができる専用の部屋が、1つのフロアに1部屋用意されています。

このホテルには最大330人程度が滞在でき、都によりますと、港区のホテルと合わせて最大600人程度の受け入れが可能になるということです。

この2つのホテルとは別に、都は現在、都内の合わせて6つのホテルで、最大1260人程度を受け入れる体制を整えています。

ただ、6つのホテルがそろった先月31日から11日までの12日間で、ホテルで療養をしている人は1日当たりの平均で403人で、受け入れ可能な人数のおよそ3割にとどまっています。

新型コロナウイルスの対策を担当する、都福祉保健局の花本由紀担当部長は「患者にホテル療養を説得するのに時間がかかっていると、保健所から聞いている。部屋にまだ余裕があるので医療機関のひっ迫を防ぐために、ホテルを使ってもらえるよう働きかけを強めていきたい」と話しています。