「ドン・キホーテ」新型コロナで外国人減も食品など伸び最高益

「ドン・キホーテ」新型コロナで外国人減も食品など伸び最高益
ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」を運営する会社の、ことし6月までの1年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で、外国人旅行者向けの売り上げは減ったものの、食品やマスクなどの販売が伸びて、最終的な利益は503億円と、10年連続で過去最高を更新しました。
ドン・キホーテを運営する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」は12日、ことし6月期の決算を発表しました。

それによりますと、グループ全体で、売り上げが前の年度より26%増えて1兆6819億円、最終的な利益は6%増えて503億円となり、10年連続で過去最高益を更新しました。

新型コロナウイルスの感染が広がる中、外国人旅行者向けの売り上げはことし2月以降、急激に落ち込みましたが、食品やマスクなどの品ぞろえを強化し、販売を伸ばしました。

また、来年6月までの1年間の業績予想では、収益性の低い総合スーパーの店舗をディスカウントストアに転換していくことなどで、最終的な利益は1%増えて510億円と、さらに過去最高を更新するという見通しを示しました。