J1鳥栖 複数人がコロナ陽性か陽性可能性 12日の広島戦中止

J1鳥栖 複数人がコロナ陽性か陽性可能性 12日の広島戦中止
サッカーJリーグは、J1のサガン鳥栖で新型コロナウイルスの検査の結果陽性、または陽性の可能性が高いと複数の人が判定されたとして、12日夜に予定されていたJリーグカップのサンフレッチェ広島対サガン鳥栖の試合を中止すると発表しました。
Jリーグはサガン鳥栖で新型コロナウイルスの検査を行った結果「陽性」または「陽性の可能性が高い」という検査結果が複数の人に出たと12日、発表しました。

このため、Jリーグでは感染拡大を防止するとして12日、広島市で午後7時から予定されていたJリーグカップのサンフレッチェ広島とサガン鳥栖の試合を中止にすると発表しました。

Jリーグは12日夕方から会見を開いて詳しい状況などを説明することにしています。

サガン鳥栖は、キン・ミョンヒ監督が新型コロナウイルスに感染したことを11日明らかにし、佐賀県内の病院で、選手やスタッフ合わせて89人のPCR検査を行っていました。

村井チェアマン「開催ありきではない」

村井満チェアマンは今後の公式戦について「開催ありきではなく行政の指導などをもとに対応を考えたい」と述べました。

サッカーJリーグは12日午後オンラインで会見を開き、サガン鳥栖で行った新型コロナウイルスの検査で選手とスタッフの合わせて2人が陽性と判定され7人の関係者が「陽性の可能性が高い」と判定されたことを明らかにしました。

そして、広島市で午後7時から予定されていたJリーグカップのサンフレッチェ広島とサガン鳥栖の試合を中止したことについて村井チェアマンは「トータルで9人が陽性の可能性があり実現は非常に難しいと判断した」と理由を説明しました。

そして、今後の公式戦の日程について「今までにない感染の状況だ。クラスターかどうかという判断は行政の指示に従うことになる。試合は開催ありきではなく行政の指導などをもとに対応を考えたい」と述べました。

サガン鳥栖は今月15日、ホームの佐賀県鳥栖市でガンバ大阪とのリーグ戦、第10節が予定されています。