香港の立法会議員任期延長 香港政府が統制強める可能性も

香港の立法会議員任期延長 香港政府が統制強める可能性も
香港で来月予定されていた立法会の議員選挙が延期されたことを受けて、中国の全人代=全国人民代表大会は、現職の議員の任期を1年間延長することを決めました。今後の具体的な手続きは香港政府に委ねられているということで、香港政府が民主派の議員の排除に向けて統制をさらに強める可能性もあります。
中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は来月予定されていた香港の立法会の議員選挙が延期されたことを受けて、任期満了を迎える現職の議員の任期を、少なくとも1年間延長することを11日決めました。

議員の中には、反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法に反対していることなどを理由に、先月、選挙管理当局から立候補の資格を取り消された民主派の議員も含まれていて、取り扱いが注目されていましたが、常務委員会は、具体的に言及はしておらず、原則としてすべての議員の任期の延長を認めたとみられます。

ただ、常務委員会のメンバーの1人は、中国や香港のメディアに対して、延長後の立法会に向けて具体的にどのような手続きを行うかは、香港政府に委ねられていることを明らかにしています。

このため、香港国家安全維持法を付属文書に盛り込んだ香港の憲法にあたる基本法への宣誓を求めるなど、香港政府が、民主派議員の排除に向けて統制をさらに強める可能性もあります。