ニュージーランドで経路不明の感染者 再び制限強化へ

ニュージーランドで経路不明の感染者 再び制限強化へ
新型コロナウイルスの感染がなくなったとして国境管理を除くすべての制限を撤廃していたニュージーランドで、感染経路のわからない感染者が新たに確認され、再び制限が強化されることになりました。
ニュージーランドではことし5月下旬以降、新型コロナウイルスの感染が海外からの帰国者を除いて確認されておらず、6月には国境管理を除くすべての制限が撤廃されました。

しかし、11日、最大都市オークランドに住む家族4人から検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出たということで、感染経路がまだわかっていないことから、ニュージーランド政府は制限を再び強化すると発表しました。

オークランドでは現地時間の12日正午から3日間、4段階ある警戒水準が最も低い「レベル1」から「レベル3」に引き上げられ、レストランでの飲食が禁止されるほか図書館や映画館などが閉鎖されます。

またそのほかの地域については、警戒水準が「レベル2」に引き上げられ、100人を超えて集まることが禁止されます。
アーダーン首相は、「強力で迅速な対応が長期的に見て最良の経済的対応だ」と述べ、国民に対して理解と協力を求めています。