韓国 元慰安婦暮らす施設の運営団体 寄付金の大半を不正蓄財か

韓国 元慰安婦暮らす施設の運営団体 寄付金の大半を不正蓄財か
韓国の元慰安婦の女性たちが暮らす施設を運営する仏教系の団体が、5年間で集めた寄付金、日本円で7億8000万円余りのうち、およそ2%しか施設の運営に使わず、残りの大半を不正に蓄財していたとみられることが分かりました。
韓国ソウル近郊のキョンギ(京畿)道で元慰安婦の女性たちが暮らす施設「ナヌムの家」を運営する仏教系の団体をめぐっては、ことし5月、寄付金を不正に蓄え、元慰安婦とは関係のない目的に流用しようとしているなどと一部の職員が告発し、警察による捜査が進められています。

こうした中、キョンギ道や大学教授、弁護士などでつくる調査団が、11日記者会見し、先月行った調査の結果を発表しました。

それによりますと、団体が去年までの5年間に集めた寄付金およそ88億ウォン、日本円で7億8000万円余りのうち、施設の運営に使われたのはおよそ2%にとどまりました。

また、残りの大半は、有料の高齢者施設の建設などのために不正に蓄財していたとみられることが分かりました。

キョンギ道は、今回の調査結果を踏まえて、今後、行政処分を検討することにしています。

この団体に対しては、大学生20人余りが寄付金の返還を求める訴えをソウルの裁判所に起こしています。

このほか、ソウルの日本大使館の近くで抗議集会を開いている別の団体も不透明な運営が指摘され、検察の捜査を受けており、韓国国内では、元慰安婦の支援活動の在り方に厳しい視線が向けられています。