プロ野球12球団 “選手が感染” 試合開催マニュアル作成へ

プロ野球12球団 “選手が感染” 試合開催マニュアル作成へ
プロ野球12球団の代表者会議が開かれ、選手から新型コロナウイルスの感染者が出たときに、球団が独自に濃厚接触者の疑いがある選手をリストアップして、残りの選手で試合の開催を目指すための対応マニュアルを今週中にまとめることを確認しました。
11日午前開かれたプロ野球とサッカーJリーグとの対策連絡会議では、選手から感染者が出た時に保健所による濃厚接触者の特定が間に合わない場合は、行動記録などから球団が独自に濃厚接触者の疑いがある選手をリストアップしてチームから外し、残りの選手で試合の開催を目指す方針で一致しました。

これを受けて開かれた12球団の代表者会議では、濃厚接触者の疑いがある選手を判断する方法や試合を開催するかどうか決める手順などを整理した新たな対応マニュアルを今週中にまとめることを確認しました。
NPB=日本野球機構の井原敦事務局長は、すでにマニュアルのたたき台を12球団に示しているとしたうえで「万が一、マニュアルが完成する前に感染者が出た場合は、今あるたたき台で対応していく」と話していました。

また、NPBによりますと、今月8日に感染が確認された審判員について、濃厚接触者はいなかったと保健所から連絡があったということで、この審判員と同じ試合を担当し、自宅待機となっていた別の2人の審判員は通常の業務に戻ることになりました。