ベラルーシ大統領選 不正訴えた現職の対立候補 弾圧逃れ出国

ベラルーシ大統領選 不正訴えた現職の対立候補 弾圧逃れ出国
旧ソビエトのベラルーシで行われた大統領選挙で、ルカシェンコ大統領の6選が確実とされたことに抗議するデモが続く中、対立候補として市民の支持を集めた女性が、政権側の弾圧を逃れてバルト3国のリトアニアに出国しました。
旧ソビエトのベラルーシで9日に行われた大統領選挙で、選挙管理委員会は6選を目指すルカシェンコ大統領の得票率が80%、主婦のチハノフスカヤ氏が10%と発表し、ルカシェンコ大統領の当選が確実になったとしています。

これに対して、チハノフスカヤ氏は「大規模な改ざんが行われるなど選挙に不正があった」と訴えています。

チハノフスカヤ氏の支持者などは各地で抗議デモを行い、これを鎮圧しようとする治安部隊と激しく衝突しました。ベラルーシの内務省によりますと、これまでにおよそ3000人が拘束されたということです。

こうした中、バルト3国のリトアニアのリンケビチュウス外相は11日、ツイッターでチハノフスカヤ氏がリトアニアにいることを明らかにし、チハノフスカヤ氏の陣営責任者も地元メディアに「大事なことは彼女が自由で生きることだ」と述べ、身の危険を感じての出国だったと明らかにしました。

このあと、チハノフスカヤ氏も「この難しい決定は私自身がくだしたものだ。理解してくれる人も多いかもしれないが、非難する人もいるだろう」と動画で発信し、苦渋の選択だったことを明かしました。