鹿児島市でサルの目撃相次ぐ 7月末ですでに去年の7倍近くに

鹿児島市でサルの目撃相次ぐ 7月末ですでに去年の7倍近くに
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鹿児島市内ではことし4月以降、野生のサルの目撃情報が相次ぎ、先月末の時点ですでに去年1年間の7倍近くになっています。かみつかれるといった被害も出ていて、市は注意を呼びかけています。
鹿児島市が撮影した映像にはサルが突然、道路脇の草むらから現れ、車が通り過ぎるのを確認してから小走りに反対側へ渡る様子がおさめられています。

市によりますと、ことし4月から先月末までの4か月でサルの目撃情報が158件ありました。去年は1年間に23件で、すでに7倍近くに上っています。特に6月は66件、7月は62件と多く、今月に入っても目撃は続いています。
サルが現れるのは郊外だけでなく、鹿児島中央駅から2キロ余りの住宅地では今月3日、住宅の中や駐車場などで3人が被害にあいました。

ふくらはぎをかまれた女性は「車から降りようとすると入れ違いにサルが入ってきました。こんなところにいるとは思わず、パニックになりました」と話していました。

野生のサルの生態に詳しい南九州野生動物保護管理センターの浅井隆之代表は「春に山で調査した際には、サルが食べる木の実が不作だったので、餌を探しに出てきている可能性がある」と指摘しています。

鹿児島市生産流通課の染川康信課長は、サルと遭遇しても目を合わせないことや刺激を与えないことが重要だとしたうえで、「お盆でお墓参りに行く機会も多いと思いますが、サルの餌になるようなお供えものは持ち帰ってほしい」と呼びかけています。