松江市の私立高校で新型コロナウイルスの感染者の集団＝クラスターが発生したことについて、西村経済再生担当大臣は寮など集団生活で感染するケースが目立っているとして、体調が悪い場合は集団行動や外出を控えるなど、健康管理を徹底するよう呼びかけました。

西村経済再生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、松江市の立正大淞南高校で、学生寮で生活するサッカー部員を中心に感染者の集団＝クラスターが発生したことについて、「高校や大学の学生寮、運動部の合宿も含め、集団生活の中で感染が見受けられる」と指摘しました。

そのうえで西村大臣は、寮での集団生活のほか、会食やカラオケなどでも感染するケースが目立っているとして、換気の徹底や消毒などの対策に加え、体調が悪い場合は集団行動や外出を控えるなど、健康管理を徹底するよう呼びかけました。

また、西村大臣は感染者の確認が相次いでいる沖縄県の状況について、「医療提供体制の負荷が警戒すべき状況にあると認識している。県と連携し、早急な対応が必要だ」と述べました。

そのうえで、観光需要の喚起策「Ｇｏ Ｔｏトラベル」と沖縄県での感染状況の関連性を問われたのに対し、「どういった経路で感染が広がったのか、しっかり分析しないといけない」と述べ、専門家の意見も聴きながら分析を進める考えを示しました。