東京 新たに188人が新型コロナウイルスに感染

東京 新たに188人が新型コロナウイルスに感染
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東京都は11日、都内で新たに188人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人を下回るのは2日連続です。
東京都は11日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて188人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が200人を下回るのは2日連続です。

188人のうち、20代と30代は合わせて108人で、およそ57%を占めています。

また、188人のうち、およそ38%に当たる71人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ62%の117人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者のうち、最も多かったのは家庭内での感染で27人でした。

夫から同居する40代の妻と10歳未満の夫婦の子ども2人、それに60代の父と母の合わせて5人が感染したケースがありました。

このほか、職場内が14人、夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者が10人、大学の寮で10代と20代の男性7人が感染するなど施設内での感染が9人などとなっています。

一方、11日の時点での入院患者は10日より28人増えて1710人となり、都が正確な人数を把握、公表するようになった5月12日以降で最も多くなりました。

これで、都内で感染が確認された人は1万6252人になります。

一方、11日の時点で重症の患者は10日より2人減って22人だということです。

また、都は感染が確認された70代の女性と70代の男性の2人が死亡したことを明らかにしました。

このうち70代の男性は自宅で亡くなっているのが見つかり、その後の検査で感染が確認されたということです。

これで都内で死亡した人は合わせて336人になりました。

2つの専用病院を開設

東京都によりますと、都内で11日までに感染が確認された1万6252人のうち、入院中の人は10日より28人増えて1710人となっています。

このうち重症の人は10日より2人減って22人です。

都は、11日の時点で、重症患者向けの病床100床を含めて都内で2400床を確保しているほか、今後は2800床まで増やすことを目指しています。

これとは別に、来月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、200床を確保するとしています。

また、自宅で療養している人は10日より37人増えて625人です。

さらに、都が開設している6つのホテルで療養している軽症や無症状の人は10日より26人減って417人です。

都は、今月中にさらに2つのホテルを開設する予定です。

また、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は10日より103人減って944人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万2220人となっています。

「今週末から来週にかけ見る必要がある」

都の担当者は11日までの2日連続で1日の感染確認が200人を下回ったことについて、「夏休みやお盆休み、10日までの3連休といった世の中の動きがどう影響しているのかわからない。先月も4連休のあと感染者が増えた。今週末から来週にかけてどうなるのかを見る必要がある」と話していました。