茂木外務大臣は、12日からシンガポールとマレーシアを訪れ、ビジネス関係者らの往来の再開に向けて協議するほか、南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、地域情勢をめぐっても意見を交わし、2国間関係の強化を確認したい考えです。

茂木外務大臣は、新型コロナウイルスの影響でほぼ半年ぶりとなる閣僚の外国訪問として、先週イギリスを訪れ、日英の新たな経済連携協定をめぐる閣僚協議などを行いました。

これに続いて茂木大臣は、12日から4日間の日程でシンガポールとマレーシアを訪問することになりました。

滞在中、茂木大臣は、両国の外相らと会談し、新型コロナウイルスへの対応や、ビジネス関係者らの往来の再開に向けて協議を行いたいとしています。

また、南シナ海での海洋進出を強める中国を念頭に、地域情勢をめぐっても意見を交わし、2国間関係の強化を確認したい考えです。

茂木大臣は、両国訪問後いったん帰国し、来週20日から6日間の日程で、カンボジア、ミャンマー、ラオス、南太平洋のパプアニューギニアを訪問し各国の要人と会談することにしていて、対面外交を本格化する方針です。