「山の日」安全な登山を呼びかけ 埼玉 秩父地域

「山の日」安全な登山を呼びかけ 埼玉 秩父地域
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「山の日」の10日、埼玉県の秩父地域では警察などが登山者に安全な登山を呼びかけました。
秩父地域は標高2000メートル前後の山々が連なり、東京近郊で気軽に登山を楽しめるとしてこの時期、大勢の登山者でにぎわいます。

10日は三峯山の登山口に登山届を提出できる特設のコーナーが設けられ、埼玉県警察本部の山岳救助隊員がスマートフォンを使った登山届の提出方法を説明した冊子や、キーホルダーを配って、安全な登山を呼びかけました。

また警察のヘリコプターが上空から、「こまめな休憩と水分補給を心がけ熱中症や脱水症状にならないようにしましょう」と呼びかけていました。

警察によりますと、埼玉県内では、ことし、先月末までに19件の山岳遭難事故が起きていて、2人が死亡、11人がけがをしています。

東京 練馬区から訪れた男性は、「久しぶりの登山ですが、3密を避けて、ソーシャルディスタンスを保ちながら行きたいと思います」と話していました。

埼玉県警察本部山岳救助隊の丸山寛係長は「事前に登山届を出して、新型コロナウイルス感染防止対策に加えてこまめな休憩と水分補給をしながら熱中症にも気をつけて登山を楽しんでください」と話していました。