甲子園交流試合が開幕「最後まで戦い抜く」選手宣誓【全文】

ことしのセンバツ高校野球に出場が決まっていた32校を甲子園球場に招いて各校が1試合ずつ対戦する交流試合が始まりました。
交流試合は、日本高校野球連盟が中止となったことしのセンバツ大会に出場が決まっていた32校の救済策として開催し、各校が1試合ずつ、甲子園球場で対戦します。

開会式は、午前9時すぎから甲子園球場で行われ、新型コロナウイルスの感染対策のため例年の春や夏の大会のような全校による入場行進は行われず、最初の試合に出場する大分商業と埼玉の花咲徳栄高校の選手たちのみがグラウンドに一定の間隔をとって整列しました。

そして、そのほかの出場校は球場の大型ビジョンに集合写真を映し出す形で紹介されました。このあと日本高野連の八田英二会長が、「主催者にとってはかつてない試みで、甲子園の土を踏ませてあげたいという約束成就の日がきた。憧れの甲子園で悔いのないプレーを期待しています」とあいさつしました。

そして、選手宣誓は、大分商業の川瀬堅斗選手と花咲徳栄の井上朋也選手のキャプテン2人が一緒に行い「新型コロナウイルスとの戦いやたび重なる大規模な豪雨災害など、厳しく不安な状況下でも再び希望を見出し、諦めずにここまで来ることができました。いま私たちにできることは1球をひたむきに追いかける全力プレーです。多くの皆様に、明日への勇気と活力を与えられるよう、選ばれたチームとしての責任を胸に最後まで戦い抜きます」と力強く宣誓しました。

交流試合は、10日からの3日間と15日からの3日間の合わせて6日間行われます。

選手宣誓【全文】

選手宣誓は最初の試合で対戦する大分商業の川瀬堅斗選手と花咲徳栄高校の井上朋也選手のキャプテン2人が一緒に行いました。

はじめに大分商業の川瀬選手が、
「私たち高校球児は夢の舞台『甲子園』に立つことを目指し、仲間とともに励ましあいながら心・技・体を鍛えてきました。
新型コロナウイルスとの戦いや、たび重なる大規模な豪雨災害からの復旧・復興など厳しく不安な状況下で生活している方もたくさんおられます。
このような社会不安がある中で都道府県の独自大会、そして、この2020年甲子園高校野球交流試合を開催していただけることによって、再び希望を見出し、諦めずにここまで来ることができました」と述べました。
続けて、花咲徳栄の井上選手が、
「一人ひとりの努力が皆を救い、地域を救い、新しい日本を創ります。
『創造・挑戦・感動』。
今、私たちにできることは1球をひたむきに追いかける全力プレーです。
交流試合の開催や、日々懸命に命、生活を支えてくださっている皆様への感謝の気持ちを持ち、被災された方々をはじめ、多くの皆様に明日への勇気と活力を与えられるよう、選ばれたチームとしての責任を胸に」と述べ、
最後は2人で声を合わせて、
「最後まで戦い抜くことをここに誓います」と力強く宣誓しました。