社会

”感染者や家族に優しく!” 岐阜県飛騨市が宣言

新型コロナウイルスに感染した人へのひぼう中傷が問題となる中、岐阜県飛騨市は、感染者や家族などに優しく接するよう宣言しました。あわせて、嫌がらせなどに対応する専用の相談窓口も設置しました。
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大する一方で、飛騨市ではこれまでに感染が確認されておらず、市によりますと、「飛騨市第1号になりたくない」といった市民の声が高まっているということです。

市は、市民のピリピリとした空気が強まっていて、感染者が出た場合、ひぼう中傷につながりかねないとして、「みんなにやさしいまちづくり宣言」を出しました。

宣言は、感染者や家族などに優しく接して温かいことばを送る、医療関係者などに感謝の気持ちを持つ、県外ナンバーの車や観光客に優しく接するとしています。

また、万が一、嫌がらせやひぼう中傷を受けた場合に、電話やインターネットで相談に応じる専用の相談窓口を市の危機管理課に設置し、情報を警察と共有して対処することにしています。

飛騨市の都竹淳也市長は、「ひぼう中傷を受けたら、1人で抱え込まずにまずは相談してほしい。感染者が出ても町が落ち着いていることが大事なので、市民の皆さんには優しい気持ちを持っていてほしい」と呼びかけています。

特集

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。