海開きなしで監視員常駐せず 海水浴場で注意呼びかけ

海開きなしで監視員常駐せず 海水浴場で注意呼びかけ
新型コロナウイルスの影響で、ことし海開きが行われず、遊泳しないよう呼びかけられている福島県いわき市の海水浴場で、海上保安部やライフセーバーなどが水の事故への注意を呼びかけました。
福島県いわき市の勿来海水浴場は、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため、ことしは開設せず、遊泳しないように呼びかけられています。

こうした中、監視員などが常駐しない浜辺で水の事故が起きるのを防ごうと、福島海上保安部や地元のライフセーバーなどが訪れた人たちに注意を呼びかけました。

9日も浜辺には家族連れなどが訪れていて、参加した人たちはチラシを手渡しながら、子どもから目を離さないなどの注意を呼びかけていました。

子ども連れで遊びにきていた地元の男性は「ことしは出かけられる場所も少ないので、開放的な場所で過ごせればと思って来ました。子どもから常に目を離さず一緒にいるようにしてのんびり過ごしたい」と話していました。

福島海上保安部の渡辺裕吾次長は「夏は海を楽しみたいという気持ちは変わらないと思うが、ことしは監視の目がなく個人の責任が大切になる。安全に楽しんで帰るまで気を抜かないでほしい」と話していました。