お盆休み 空港も混雑見られず 帰省客「消毒など徹底」

お盆休み 空港も混雑見られず 帰省客「消毒など徹底」
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8日からお盆休みに入る人が多い週末を迎えましたが、成田空港の国内線の利用者は新型コロナウイルスの影響で例年と比べて大幅に減少し、帰省する人からは「マスクの着用や消毒を徹底したい」といった声が聞かれました。
成田空港のLCC=格安航空会社が乗り入れている第3ターミナルは、例年、お盆休みの期間中は多くの帰省客などでにぎわいますが、8日は目立った混雑は見られません。

マスクやフェースシールドを着けた家族連れなどが、飛まつを防ぐ透明のフィルムが設置された航空会社のカウンターでチェックインを済ませたあと、保安検査場の前でサーモグラフィーによる体温のチェックを受けていました。

航空各社によりますと、新型コロナウイルスの感染の拡大に伴い、お盆休みの期間中の予約数も例年と比べて大幅に減少し、一部の路線では当初の予定よりも便を減らす対応がとられているということです。

妻と2人で札幌市の実家に帰省するという、神奈川県の32歳の男性は「行くかどうか直前まで迷いましたが、予定していたよりも滞在期間を短くして帰省することを決めました。現地でもマスクの着用や消毒などを徹底したいです」と話していました。

札幌市で単身赴任をしている父親に正月以来初めて会いにいくという、千葉県の11歳の女の子は「早く会いたいとずっと思っていたので、うれしいです。感染に気をつけて、家の中などで一緒に遊びたいです」と話していました。

新千歳空港も人出少なく

北海道の空の玄関、新千歳空港では、毎年この時期、道内への帰省客や観光客で到着ロビーが混雑しますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例年に比べ人出が少なくなっています。

それでも、8日は大きな荷物を抱えて観光地に向かう家族連れや、家族の出迎えを受け、久しぶりの再会を喜ぶ人の姿が見られました。

東京から家族3人で観光に訪れた30代の男性は、「新型コロナの感染が怖いので北海道に来るか迷いましたが、しっかりと対策をして楽しみたいです」と話していました。

また、厚真町の実家に帰省するという大阪から訪れた40代の男性は、「感染しないため、あまり出かけずに実家でゆっくり過ごします」と話していました。

全日空と日本航空によりますと、7日から今月16日までの期間中に道内を発着する便の予約客は先月30日の時点で、去年の同じ時期に比べて、いずれもおよそ6割減少しているということです。