政府 新型コロナの指標踏まえ 自治体の対策後押し

政府 新型コロナの指標踏まえ 自治体の対策後押し
新型コロナウイルスの感染状況をさらに悪化させないため、政府は、分科会が示した感染状況を4つのステージに分けて判断するための指標を踏まえ、自治体が先手先手で地域の実情に応じた対策を進められるよう後押ししていく考えです。
新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、7日、全国で1606人とこれまでで最も多くなりました。

このうち、▼東京都では462人と今月1日以来、6日ぶりに400人を超えたほか、▼大阪府では255人とこれまでで最も多くなり、▼沖縄県でも100人と初めて3桁に上りました。

こうした中、新型コロナウイルス対策を検討する政府の分科会は、医療提供体制がどの程度ひっ迫しているかを示す病床の占有率など、感染状況を4つのステージに分けて判断するための指標を取りまとめました。

これを受けて、西村経済再生担当大臣は「医療提供体制の確保が何よりも大事だ。国としても、数値を見ながら、各都道府県とこれまで以上に緊密に連携していく」と述べました。

政府は、各地の感染状況をさらに悪化させないため、分科会が示した指標を踏まえ、自治体が先手先手で地域の実情に応じた対策を進められるよう後押ししていく考えです。

また、8日からの3連休や、お盆の時期の人の移動が、大きな流行につながる事態は避けたいとして、高齢者などへの感染防止策の徹底を引き続き呼びかける方針です。