プロ野球 感染確認時の試合開催判断の手順 12球団で見直しへ

プロ野球 感染確認時の試合開催判断の手順 12球団で見直しへ
プロ野球は、今月1日に選手から初めて感染者が出て試合が中止になったことを受け、開催するかどうかを判断するまでの手順に課題があったとして、12球団で見直すことになりました。
プロ野球では、今月1日にソフトバンクの長谷川勇也選手が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、翌日に予定されていた西武との公式戦1試合が中止となりました。

これを受けて7日、臨時の実行委員会がオンラインで開かれ、チーム内で感染者が出てから試合開催を判断するまでの手順で、新たに見つかった課題について12球団で意見を交わしました。

具体的には、
▽PCR検査の結果が、以前より早く判明するようになったことで、試合の開催を短時間で判断しなければならなくなっていることや、
▽次の試合を開催するかどうか判断しようとした時に、保健所による濃厚接触者の特定が終わっていない場合、どのように対応するかが、課題になっているということです。

12球団とNPB=日本野球機構では、こうした課題を踏まえて、試合開催の判断の手順を見直すことにしていて、今月11日の実行委員会で改めて話し合うことにしています。
NPBの井原敦事務局長は「実際に感染者が出て、現実問題としてこういうことがあるんだと認識した。どうやって直近の試合を開催していくか、難しいところがあるので、整理して作業の流れを考えていく」と話していました。