台湾 新型コロナ影響続くも日本のサービス業 進出相次ぐ

台湾 新型コロナ影響続くも日本のサービス業 進出相次ぐ
新型コロナウイルスの影響で海外旅行が厳しく規制されている台湾では、横浜市の食品メーカー「崎陽軒」など日本のサービス業の進出が相次いでいて、日本の食や文化に関心が高い消費者の需要を取り込めるか、注目されます。
横浜市の食品メーカー「崎陽軒」は7日、台北市中心部にある台北駅に店舗をオープンさせました。

販売するのは、主力商品のシューマイを詰めた弁当などで、温かい弁当を食べる習慣のある台湾の人たちに合わせて、店頭でシューマイを蒸したり焼いたりするスタイルを採用しています。

台北やその周辺では今月に入って、このほかにも日系のすし店やホテルや水族館がオープンする動きがあり、日本のサービス業の進出が相次いでいます。

台湾では、日本の食や文化への関心が高く、旅行先としても日本は人気がありますが、新型コロナウイルスの影響で海外旅行は厳しく制限され、日本への渡航も限られています。

それだけに新たに進出した日本のサービス業が消費者の需要をどこまで取り込めるか、注目されています。
台北にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会の相馬巳貴子主任は「新型コロナウイルスの影響で開業が遅れることもあったが、台湾の人が日本に行けない分、台湾のなかで日本を知ってもらうきっかけになるし、企業にとってはビジネスチャンスになると思う」と話していました。